2008年11月25日

Let It Be Special J Edition

出る出ると言われて中々出ない"Let It Be"のオフィシャルDVDですが、近頃"Let It Be Special J Edition"なるブートDVDが発売されました。


表カバー

裏カバー
あの名作フィルムが遂に新訳日本語字幕入りで登場!

プロ・エンコードにより残像感を極力抑えた高画質映像に、
全編に渡り詳細な字幕が入った「目から鱗」な決定版!

<IMPオリジナル翻訳による日本語字幕付き!>
<初回250セットに、IMP謹製ポストカード付き>

1969 年1月、ライブバンドとしての原点回帰をテーマに
再集結したFAB4の童心に帰ったようなピュアなセッション風景と
相反する緊張感ある制作過程を追ったあのドキュメント・ムービーの真実が
40年の時空を越えて、今ついに明かされる!

ネイティヴ・アメリカンでも聞き取り困難、
及び意味不明な箇所多数の本作品のダイアローグを、
60年代に10代を過ごした英国出身の在米サウンド・エンジニア=Black Valentineが
入念にヒアリングを行い、IMPとの共同作業で2ヶ月以上をかけて検証と翻訳を行った
空前絶後の意欲作!

日本のTV放映時の字幕では、全体の10%程度しか翻訳されておらず、
しかもその内容には「?」を感じざるを得ませんでしたが、
今回そのモヤモヤを払拭すべく、作中に飛び交う主要ワードの
ほとんどをヴィヴィッドに日本語化!

オフィシャルでもここまではやれないであろうと断言できるほどの
入魂のワーディングです!

ジョンが乱発する唐突でキワドいジョーク、
ポールとジョージの緊張感ある
あの場面のやりとり、
10代の頃の作曲回想シーン、インドでの滞在を撮影したフィルムの感想など、
今までの翻訳字幕は何だったのか〜と驚くこと間違いありません。

これを見ずしてビートルズは語れない最重要アイテムとなってIDOL MINDから登場です!
メーカーインフォより

映像はLD版ば元になっているようで、あいかわらずのトリミングで残念。
アンソロジー収録のアップル蔵だし映像はトリミングを色合いも流石です。
早く出して欲しい・・・


Special J Edition

Anthology


ところで以前こちらにもちょろっと書きましたが、ポールとジョージの口論シーンはこんな風に翻訳されてます

P:なあ、もう1時間も何のアイデアもないままダラダラやってるだけだぜ
  リフについてはさ・・・
G:まぁリフもクソもないか・・・ 
  僕達ポール様の仰せの通りに頑張ってま〜す
P:ちょっと待てよジョージ! "You And I Memories"の所は・・・
G:Memories Longer Than The Road・・・
P:待てよ そうじゃなくてさ・・・
  しっくりこないから演奏もまとまらないんだ
  このままじゃさ・・・
G:じゃあまた続けるかい・・・
P:じゃあやめようか?もう無理だ!って言ってさ
G:アンタの納得がいくまでさ・・・
  ここにテープレコーダーがあればなあ・・・
  まずは録音してそれを聴けばアイデアが出るのにな
P:それもアリだけどでもさあ
?:俺も賛成だな
P:なんて言うかさ・・・ちょっとアレンジが複雑になり過ぎたかもね
  だから・・・1回全部バラシて基本から肉付けしていきたいんだ
  そしたらいいアレンジも浮かんでくるよ
  ちょっと複雑になり過ぎてるからな
G:アレンジが複雑なんじゃないぜ
  イチイチうるさいのが原因さ
  なんならずっとコードだけ弾いててやるよ
  それがお望みならね
P:なあおいジョージ
  すぐにヒネくれるのはやめてくれよ
  俺は助言しているだけなんだ
  俺はこれでもおまえを傷つけないように気を使って助言しているつもりだぜ
G:俺が何を言ってもムカつくんだろ?
P:別にムカついてねえぜ
  俺が言いたいのはさ・・・
?:ノイズが気になるなあ・・・
P:そんなことじゃないんだよ
  そういうつもりで言ってるんじゃないんだ
  おまえはいつも俺の言葉を悪い意味で取るよな
  こないだもそれで揉めたよな
  でもおまえを傷つけるつもりなんて無いんだ
  俺の真意は、"なあみんな!バンド全体のことを考えようぜ
  トライして一緒にいいものを作っていこうぜ"
  ってことに尽きるんだよ
G:笑わせるなよ、俺は自分のギターがどう使われようが知ったこっちゃねえぜ
P:言いたい事は分かるよ、たとえばこういう議論だろ?
  "Hey Judeの全編にギターを入れるべきか?いやそうは思わないな?"みたいなさ
G:あのさあ、てゆーか、もうどーでもいいよ
  アンタの言われた通りにやればいいんだろ?
  いっそギターなんか弾かなくてもいいんだぜ
  もし俺が邪魔だって言うんならね
  アンタのご機嫌を取れるなら俺は何だって言う事を聞いてやるよ

アンソロジーや過去のブートと比べても、かなりの情報量です。

多少、オドロキだったのが、"Hey Jude"に言及する部分。
アンソロジーではポールがジョージに対して「"Hey Jude"のときのように弾いてくれればいいんだ」と訳されていますが、本DVDでは逆の意味となっていて、こちらも以前書いた「そんなアレンジいらないよ」発言について話していたことになっています。自分の中ではこのシーンと"Hey Jude"の話はリンクしてなかったので、ちょっとすっきり。

それにしても、当時も今も話題にする位なので、ポールには"Hey Jude"での出来事がよっぽど心に残っていたのでしょうかねぇ・・・。

他、Dig A Ponyの歌詞なんかも、同時代を生きたネイティブならでは翻訳となっていて、これはこれとして楽しめました。
ラベル:Beatles
posted by ハル at 11:22| Comment(1) | TrackBack(0) | ビートルズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
FACEBOOKにLet It Be Special J Editionを紹介したく、DVDの表紙画像を共有させて頂きたいのですがよろしいでしょうか?
Posted by 松田 孝司 at 2012年10月04日 15:18
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